尻尾と耳回りだけ色がある鮮やかなバンパターンを持つターキッシュバン。
猫だというのに、泳ぎが得意という変わり者。
活発で自由気ままな様子は猫らしい猫と言えるでしょう。
ここではターキッシュバンの性格、飼い方のコツ、特徴や歴史をまとめています。
ターキッシュバン | ![]() |
原産地 | トルコ |
体重 | オス:4~6.5㎏ メス:4~5.5㎏ |
毛種 | 長毛種 |
体型 | ロング&サブスタンシャル |
性格 | ・活発で自由気まま ・頭がよくしつけはラク ・かわいらしい美声の持ち主 ・抱かれるのはあまり好きではない |
飼い方のコツ | ・泳ぎが得意なのになぜかシャンプーは嫌い ・狭い場所が嫌いなので自由に動き回れるように ・高いところが好きなのでタワー型のおもちゃを ・毛のもつれが少ないので被毛の手入れは難しくない |
平均寿命 | 14~16歳 |
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ターキッシュバンの性格

ターキッシュバンの性格は活発で自由気まま。猫らしい性格といえますね。
膝の上でまったりしてくれることはないかも。
狭い場所にいるのは苦手です。
頭がよく、しつけには苦労しないでしょう。
ターキッシュバンはしばしば犬に似ていると言われることがあるのですが、非常に知的で芸を覚えることもできるからではないでしょうか。
ターキッシュバンの飼い方のコツ

筋肉質で運動神経抜群です。何しろ泳ぎが得意なくらいですからね。
しかし不思議なことにシャンプーは嫌がることがあります。
ターキッシュアンゴラと同じく狭い場所を嫌うので、自由に動きまわれる環境にしてあげましょう。
高いところが好きで棚の上、ドアの上に上りたがります。タワー型のおもちゃを用意してあげたいですね。
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毛のもつれは少ないので、ブラッシングやコーミングなどは毎日1回でOK。被毛はアンダーコートがないため、管理はそれほど手間ではありません。
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ターキッシュバンの特徴・歴史

ターキッシュバンはトルコの山岳地帯に古くからいた土着の猫です。
1955年に東トルコを旅行していたイギリスのブリーダーが、バン湖畔で水遊びをする猫に興味を持ち、ペアをイギリスに連れて帰ります。
猫としては非常に珍しく、泳ぎが得意です。
別名スイミング・キャットと呼ばれるほど。
なぜ泳ぎが得意なのか本当のところはよくわかっていません。
考えられる理由としては、バン湖は塩水湖なので、淡水湖より浮力が大きく、水遊びしやすかったということがあるかもしれません。
一説によると、漁から戻ってくる漁船から魚をもらうために、漁船に向かって泳いでいたので、泳ぎが得意になったという話もあります。
ただ、ターキッシュバンの被毛は水をよくはじくので、その点では泳ぎには有利です。
名前の由来は「トルコ」と「バン湖畔」ですが、イギリスに連れ帰った当初は「ターキッシュ」と呼ばれていました。
しかし、それでは「ターキッシュアンゴラ」と区別がつかないということで「ターキッシュバン」となりました。
ただ、ターキッシュバンとターキッシュアンゴラは全く別の品種で、ボディタイプも被毛の質感も違います。
ターキッシュバンは1969年にイギリスで公認されます。
さらにアメリカに渡ってから本格的な繁殖が開始され、1995年にCFAで公認されました。
被毛はつややかでカシミアのような触り心地です。夏は短く、冬は少し長くなります。
耳の周りと尾だけ色が濃く、ほかは真っ白という特徴的なパターンをしています。
興味深い特徴として目の色が異なることが多いこと。
琥珀色とブルーなどです。
体格はがっしりしていて力強いイメージですが、そんな外見からは想像もつかない美声の持ち主。
そのギャップに驚きます。
また成猫になるのが遅いので、仔猫の可愛らしさが続くのも特徴と言えるかもしれませんね。