名前に「ドール」とついているように、まるでぬいぐるみのような可愛らしさ。
抱っこすると身動きせず体をあずけてくるのもヌイグルミのようです。
仔猫の頃から人なつっこく、温和な性格の猫です。
ここでは、ラグドールの性格、飼い方のコツ、特徴や歴史をまとめています。
ラグドール | ![]() |
原産地 | アメリカ |
体重 | オス:4~7㎏ メス:4~6㎏ |
毛種 | 長毛種 |
体型 | ロング&サブスタンシャル |
性格 | ・穏やかで飼い主に従順 ・物怖じしない性格 ・おおらかな性格でちょっと鈍感な面がある ・撫でられたり抱っこされるのが好き |
飼い方のコツ | ・大型で食欲旺盛。高タンパク、高カロリーの食事を ・抜け毛が少なく被毛の管理はラク ・定期的にコーミングを ・鈍感な面があるのでケガに注意 |
平均寿命 | 14~16歳 |
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ラグドールの性格

ラグドールは穏やかで物怖じしない性格です。
飼い主に従順で、大きな声で鳴くこともありません。
そんなおおらかな性格のため機敏さに欠け、鈍感なところがあるようです。
ただ、遊ぶのは好きです。
温和な性格なので、他の猫種や小さい子供ともうまくやっていける理想的な室内猫です。
撫でられたり抱っこされたりするのが大好きなので、しっかりコミュニケーションを取ってあげましょう。
ラグドールの飼い方のコツ

大型のネコなので、体のサイズに合わせた十分な食事が必要です。
高タンパク、高カロリーの食事を心がけましょう。
そして食べた分だけの運動はしっかりさせましょう。
セミロングの被毛はコームでグルーミングするだけで美しい毛並みを維持することができます。
アンダーカバーが少ないので、抜け毛が少なく、見た目ほど被毛の手入れは大変ではありません。
何事にも動じない性格というのは、裏を返すと危険にも鈍感ということ。
ケガのリスクが高いということです。
ラグドールを飼う場合は、飼い主が意識的に危険を避けるようにする必要があります。
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ラグドールの特徴・歴史

1960年代にアメリカ・カリフォルニアでブリーダーのアン・ベーカーは、シールポイントの長毛の猫を拾い、飼い始めました。
その猫をとても気に入ったベーカーは、似たようなシールポイントの長毛の猫を生み出そうと新品種の開発をスタートします。
まず最初に行ったのが、白のペルシャとシールポイントのバーマンの交配でした。
そして生まれた子猫にセーブルのバーミーズを交配させて、ラグドールの基礎となるシールポイントの長毛の猫を生み出しました。
そこから改良を重ねてアン・ベーカーが理想とする猫が完成します。
ラグドールという名前は「ぬいぐるみ」を意味しています。
抱き上げると力を抜いて、ぬいぐるみのように体をあずけてくるためラグドールと名付けられました。
ラグドールは2000年にCFAで公認されています。
成猫になるまで時間がかかり、毛の色合いが完成するまでにも2年くらいかかります。
被毛はシルクのような手触りで、首の周りだけが他の部分よりも長くなっています。
また体中のどの部分も独特の柔らかい毛で包まれていて、見た目の通りふわふわです。
尻尾が長いのもラグドールの特徴で、なかには体と同じくらいの長さの尻尾を持つラグドールもいます。