北欧の厳しい環境の中で生き抜いてきたワイルドさとは裏腹に端正なルックスの持ち主で美男美女が多いのがノルウェージャンフォレストキャットです。
手触りのよいダブルコートも魅力的です。
ここではノルウェージャンフォレストキャットの性格、飼い方のコツ、特徴や歴史についてまとめています。
ノルウェージャンフォレストキャット | ![]() |
原産地 | ノルウェー |
体重 | オス:3.5~6.5㎏ メス:3.5~5.5㎏ |
毛種 | 長毛種 |
体型 | ロング&サブスタンシャル |
性格 | ・おとなしく知的 ・人なつっこく、名前を呼ぶと返事をする子も ・ベタベタ甘えるのは得意ではない ・とても賢く「お手」「おすわり」など覚えることもできる ・初対面でも人見知りせず社交的 |
飼い方のコツ | ・抜け毛が多いので部屋の掃除をこまめに ・被毛の手入れは自分でグルーミングするので手間いらず ・高いところが好きなので上下運動ができる環境を ・成猫になるまで時間がかかるのでたっぷり栄養のある食事を |
平均寿命 | 11~14歳 |
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ノルウェージャンフォレストキャットの性格

ノルウェージャンフォレストキャットの性格はおとなしく知的。
人なつっこく、名前を呼ぶと返事をしながら近づいてくることがあります。
しかしベタベタと甘えてくるわけではなく、落ち着いた愛情表現が得意といったところ。
とても穏やかな猫で飼い主の言うことをよく聞く従順さがあります。
そして非常に賢く、「お手」や「おすわり」を覚えることもできます。
初対面の人にも愛想よく接することができる社交性も備えています。
ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方のコツ

被毛の手入れが大変そう!と思うかもしれませんが、自分でグルーミングするので、たまにブラッシングしてあげる程度でOKです。
ただし、抜け毛はかなり多いので掃除は大変かも。
成猫になるまで3~4年かかるので、良質なタンパク質をしっかり与えることが必要です。
性格はおとなしいのですが、ときに大胆な行動をとって飼い主を驚かせることがあります。
高いところが好きで、木に登ることもたびたび。
家の中でも高いところが好きなので、上下運動のできるキャットタワーを置いてあげたいですね。
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ノルウェージャンフォレストキャットの特徴・歴史

ノルウェージャンフォレストキャットは「ノルウェーの森の猫」という名前の通り、昔からノルウェーの森林地帯に住んでいた猫です。
野性生活をしていたので、優れた運動能力を持っていて、ハンターとしての腕も一流です。
というと、ワイルドな性格に思えてしまいますが、性格は実におだやか。
そのため、家庭でもネズミ捕りのワーキングキャットとして大切にされていました。
北欧の神話にはこの猫をモデルにしたのではないかと思われる記述が散見されます。
例えば「女神の車を引く2匹の大きな猫」の話や「雷神が猫を連れ去ろうとしたが、大きすぎて持ち上がらなかった」話などです。
ノルウェージャンフォレストキャットの起源は定かではないのですが、8~10世紀に、バイキングによってトルコの長毛種が北欧に持ち込まれたのではないかと考えられています。
北欧に連れてこられたことによって、厳しい寒さに適応するために厚くて水をはじく被毛へと進化していったのでしょう。
アンダーコートは羊毛のようにやわらかく厚くなっています。
雪の中でも駆け回って遊ぶほど、寒さには強くなっています。
1930年代にはキャットショーに登場するようになりましたが、第二次世界大戦期には絶滅しかかったこともあります。
しかしノルウェーのブリーダーの努力により生き永らえました。
1979年にアメリカに渡り、1993年にCFAで公認されます。
森の中で生き抜いてきた猫ですから体格はがっしり。筋肉もしっかりついています。
ノルウェージャンフォレストキャットは容姿端麗な子が多いですね。
大きなアーモンド型の目は少し吊り上がっていて、目力がありますね。
目、鼻、口、あごのバランスがいいので端正な顔立ちに見えるのでしょう。
目をよく動かすという特徴があり、それが表情を豊かにして愛嬌のある印象を与えてくれます。