大きな体とふさふさの見た目からアライグマと猫の混血なのではないかという伝説もあるメインクーン。
もちろん遺伝的に違うことはわかっているんですけどね。
長毛種ならではの優雅な雰囲気を持っていますが、気取ったところのない社交的な猫です。
CFA(キャット・ファンシアーズ・アソシエーション)でも登録数がトップ3に入る人気猫種です。
ここではメインクーンの性格、飼い方のコツ、特徴や歴史をまとめています。
メインクーン | ![]() |
原産地 | アメリカ |
体重 | オス:3.5~6.5㎏ メス:3~6㎏ |
毛種 | 長毛種 |
体型 | ロング&サブスタンシャル |
性格 | ・とても優しくて温厚 ・社交的で協調性もあり ・べたべた甘えてはこないが寂しがり屋な一面もあり ・多頭飼いにも向いた品種 |
飼い方のコツ | ・とても賢い猫でしつけは簡単 ・被毛の手入れは1日2回のブラッシングとコーミングを ・シャンプーは月に2回くらい ・大型猫なので高タンパク、高カロリーの食事を ・活動的な猫なのでしっかり運動させる |
平均寿命 | 12~15歳 |
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メインクーンの性格

メインクーンの性格は見た目のワイルドさとは裏腹にとても優しくて温厚です。
人間や他の動物とも仲良くやれる協調性も備えています。
もともとワーキングキャットとして飼われていた土着猫ですから気取ったところもありません。
ただ、ちょっと寂しがし屋さん。
あまり甘えてくるわけではないのですが、ひとりぼっちは嫌なようです。
一緒にいる時間を長くしてあげると信頼関係が築けるでしょう。
さらにとても頭が良い猫で、しつけをするのも簡単です。
人間の水洗トイレで排泄を覚えさせることもできるでしょう。
中には新聞を取ってくる子もいるとか。
小さな子供がいる家庭でも安心して飼えます。
また多頭飼いにも向いた品種です。
メインクーンの飼い方のコツ

大きな猫なので、食事は高タンパク、高カロリーのものを与えましょう。
メインクーンの被毛は全身が同じように伸びるのではなく、ふぞろいで豊かな厚みがあります。
特に尻尾と胸の周りの被毛が多いです。
そのため毛のもつれが多いので、朝と夜の1日2回はブラッシングとコーミングを習慣にしたいですね。
シャンプーも月に2回くらいしてあげたいです。
またワーキングキャットとして活躍していたころのハンターの習性を受け継いでいるので、とても活動的で遊び好きです。
丈夫で運動量が多い猫種なので、しっかり遊ばせてあげましょう。
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メインクーンの特徴・歴史

メインクーンの祖先は1600年代頃からアメリカでネズミ捕りをするワーキングキャットして活躍していた猫と言われています。
ヨーロッパからアメリカへ渡ってきた長毛種の猫とアメリカの土着の猫が交配して生まれたという説が有力です。
ノルウェージャンフォレストキャットかターキッシュアンゴラの血が入っているのではないかとも考えられています。
メインクーンは大型の猫ですが、これも厳しい自然の中で生き抜いてきた証と言えるでしょう。
ハンターとしての能力も高い猫です。
1861年のキャットショーにはじめてメインクーンが登場し、1895年のニューヨークでのキャットショーではメインクーンがベストキャットに選出されました。
しかし当時はそれほど注目を浴びることはなく、1950年代に入ってやっとメインクーン協会が設立されます。
1985年にようやくCFAで公認されました。
メインクーンの名前の由来は、「メイン州のアライグマ(クーン)」から来ています。
大きな体とふさふさの見た目から、猫とアライグマの混血ではないかという伝説があったのです。
もちろん遺伝的にそんなことはありませんけどね。
とはいえ、体の大きさは血統猫の中でも最も大きな部類に入ります。
四肢はがっしりとしていて肩幅も広くたくましいボディです。
長毛種の優雅な雰囲気と、土着猫の扱いやすさを併せ持ち、愛嬌のある性格から人気の品種です。
CFAでもトップ3に入る登録数みたいです。