幸福を呼ぶと言われるブルーの被毛がミステリアスなコラットはタイを代表する由緒ある猫です。
ここでは、コラットの性格や飼い方のコツ、特徴・歴史をまとめました。
コラット | ![]() |
原産地 | タイ |
体重 | オス:4~7㎏ メス:3~5㎏ |
毛種 | 短毛種 |
体型 | セミコビー |
性格 | ・やきもちやきで甘えん坊 ・かまってあげないとすねてしまう ・自分の縄張りには神経質 |
飼い方のコツ | ・運動量は平均的 ・抜け毛は少なく被毛の手入れは簡単 ・エリア内に他の猫を入れない |
平均寿命 | 11~15歳 |
スポンサーリンク
コラットの性格

コラットの性格はシャムに似たやきもちやきで甘えん坊です。
見た目はクールな印象ですが、かまってあげないとすねてしまう寂しがり屋です。
自分のエリア(縄張り)に関して神経質な面があります。
コラットの飼い方のコツ

運動量は多くも少なくもなく平均的。
若干神経質な面はありますが、気難しいというほどではなく、飼いやすい部類に入るでしょう。
アンダーコートはなく、抜け毛が少ないので被毛の手入れは面倒ではありません。
愛情をこめて優しく体を撫でてあげれば、美しい被毛のツヤを維持できるでしょう。
スポンサーリンク
コラットの特徴・歴史

コラットはタイのアユタヤ王朝時代に、コラット地方で飼われていたシルバーブルーの猫が起源と考えられています。
名前はまさに故郷の地名が由来です。
タイでは昔からコラットは「幸福をもたらす猫」として大切にされていました。
コラットのハート形の顔は「愛」の象徴と考えられ、タイでは結婚祝いにペアのコラットを贈られると、幸せな結婚生活が約束されると考えられていました。
1800年代の後半に、イギリスのキャットショーに登場したのですが、そのころはほとんど注目されませんでした。
コラットがメジャーになるのはアメリカに渡ってから。
1959年にアメリカにペアのコラットが輸入され繁殖が開始されます。
1965年にはコラットのクラブが設立されるほどの人気となりました。
1966年にCFAで公認されることとなります。その年にはCFAのチャンピオンシップを獲得しました。
コラットの特徴のシルバーブルーの被毛は、「硬貨」や「恵みの雨をもたらす雨雲」にたとえられます。
このようにコラットは富をもたらす象徴とされていたのです。
ブルーの被毛が特徴的なシャルトリュー、ロシアンブルーとともに「ブルーキャット御三家」と言われます。
その被毛は見た目だけでなく、シルクのような滑らかな手触りも魅力です。
体の大きさは中程度ですが、筋肉は発達しています。
コラットの歴史は古いですが、異種交配で雑種化しなかったことを見ても、コラットはとても大切にされてきたということがわかりますね。