同じバーミーズから分かれたヨーロピアンバーミーズとアメリカンバーミーズ。
日本ではアメリカンバーミーズが人気ですが、ヨーロピアンバーミーズも陽気な甘えん坊でしつけもしやすく飼いやすい猫ですよ。
バーミーズの祖先はとても古い歴史を持っているミャンマーの土着猫です。
アユタヤ王朝時代には書物に登場しているので、数百年前にすでに確認されているんですね。
ここではヨーロピアンバーミーズの性格、飼い方のコツ、特徴や歴史をまとめました。
ヨーロピアンバーミーズ | ![]() |
原産地 | ミャンマー |
体重 | オス:4~6㎏メス:3~4.5㎏ |
毛種 | 短毛種 |
体型 | セミフォーリン |
性格 | ・陽気で甘えん坊な性格 ・飼い主に遊んでもらうのが大好き ・言うことをよく聞く賢さがあり、しつけも苦労しない |
飼い方のコツ | ・運動量が多い猫なのでおもちゃで遊んであげる時間を作る ・寂しがり屋なのでひとりの留守番はストレスになる ・被毛が密生しているので皮膚の健康維持のために定期的にブラッシングやコーミングを習慣にする |
平均寿命 | 13~15歳 |
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ヨーロピアンバーミーズの性格

ヨーロピアンバーミーズの性格は陽気で穏やかな甘えん坊といったところ。
飼い主に甘えるのが大好きで、一緒に遊んであげると喜びを全身で表現してくれます。
人間の行動をよく見ている賢い猫で、鳴き声も小さいのでマンションなどで飼うのにも適しています。
サイアミーズの影響が大きく、言うことをよく聞くのでしつけもしやすいでしょう。
小さな子供や他の猫種、他のペットともうまくやれる性格です。
ヨーロピアンバーミーズの飼い方のコツ

ヨーロピアンバーミーズは運動量は多めの猫種なので、おもちゃで一緒に遊んであげる時間を作ってあげましょう。
キャットタワーを設置するのもいいですね。
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甘えん坊で寂しがり屋なので、日中留守にすることが多い家庭では、ひとりでの留守番でストレスをためてしまいます。
多頭飼いを考えてあげましょう。
被毛の管理は短毛種のためそれほど大変ではないのですが、密生してはえているため、皮膚を健康に保つために週に2、3回のブラッシングやコーミングをしてあげましょう。
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ヨーロピアンバーミーズの特徴・歴史

ヨーロピアンバーミーズはイギリスで生み出された猫種ですが、原産国はアメリカンバーミーズの基礎となった「ウォンマウ」の祖国であるミャンマー(ビルマ)とされています。
19世紀の終わりごろ、英吉利ではサイアミーズとバーマンの交配でブラウンの被毛を持つ猫を生み出そうという試みが行われていました。
しかしこのプロジェクトはうまくいきませんでした。
ところが1930年代にアメリカでバーミーズが人気になると、イギリスでも関心が高まります。
アメリカから輸入したバーミーズを元に、再びイギリスでもバーミーズの育種が開始されました。
こうしてアメリカとイギリスでそれぞれ異なる育種が行われることになり、今では同じバーミーズでもその違いがわかるように分化しています。
特徴としては、ヨーロピアンバーミーズのほうがより筋肉質です。
顔の形もアメリカンが丸い顔であるのに対し、ヨーロピアンバーミーズは緩やかな逆V字型をしています。
足の長さもヨーロピアンバーミーズのほうが若干長めです。