チャイニーズ・リー・ファーは中国で5000年以上前から存在していたといわれる土着猫が起源です。
アメリカでも数十頭しかいないとても貴重な猫。
中国ではとてもかわいがられていて、仔猫を産もうと交配するときには飼い主が結婚式をあげるほどです。
家庭猫として長い歴史をもつチャイニーズ・リー・ファーは温厚で飼い主に従順、家族にもよくなつく飼いやすい猫です。
ここではチャイニーズ・リー・ファーの性格、飼い方のコツ、特徴や歴史をまとめています。
チャイニーズ・リー・ファ | ![]() |
原産地 | 中国 |
体重 | 3㎏~6㎏ |
毛種 | 短毛種 |
性格 | ・穏やかで我慢強い ・ひとりでいるのも平気 ・家族の様子をよく見て行動する賢さを持っている |
飼い方のコツ | ・運動量が豊富で活発なのでしっかり運動させる ・運動不足になるとストレスをためる ・成猫になるまで3年ほどかかるので、それまでは高タンパク、高カロリーの食事を ・優秀なハンターの血をひいているので、小鳥などの小動物を飼うときは注意が必要 |
平均寿命 | 10~13歳 |
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チャイニーズ・リー・ファーの性格

チャイニーズ・リー・ファーの性格は穏やかで我慢強い性格です。
精神的に落ち着いた猫で、小さな子供とのコミュニケーションも上手です。
あまりベタベタされるのは得意ではないようで、成猫になると家族との距離をうまく保つようになります。
家族の様子をよく見て行動する賢さを備えていて、しつけも問題なくできます。
ひとりで過ごすことも苦にしないので、留守番も大丈夫。
ただ、もともとはネズミ捕りのワーキングキャットとして活躍していた猫なので、ハンターとしての習性が残っています。
ネズミなどの獲物を見つけるとハンターの血が騒ぐのか、性格が一変したように俊敏になります。
チャイニーズ・リー・ファーの飼い方のコツ

チャイニーズ・リー・ファーは運動量が多く、運動不足になるとストレスをためてしまいます。
ハンターとしての習性があるので、おもちゃでしっかり遊んでストレスがたまらないようにしましょう。
キャットタワーを置いてあげるのもいいですね。
太りやすい傾向がある猫なので、カロリーオーバーに気をつけることとしっかり運動をさせることは必須です。
獲物を見つけると優秀なハンターに様変わりするので、小鳥など小動物を一緒に飼うのは避けたほうがいいかもしれません。
またネズミや昆虫をくわえてくることがあります。
感染症を引き起こすリスクがあるので、食べさせないように注意しましょう。
被毛の管理については、短毛種ですが被毛は厚いので、1日1回程度ブラッシングをしてあげましょう。
成猫になるまで3年ほどの時間がかかるので、それまでは高タンパク、高カロリーの食事を与えることが大切です。
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チャイニーズ・リー・ファーの特徴・歴史

チャイニーズ・リー・ファーは別名ドラゴン・リーと呼ばれます。
というより、中国ではドラゴン・リーと呼ばれているといったほうがいいでしょう。
英語圏ではチャイニーズ・リー・ファーと呼ばれます。
ドラゴン・リーという名前の通り、中国の猫でその歴史は大変古いようです。
一説によると、チャイニーズ・リー・ファーの祖先は5300年以上前から存在していたのではないかと言われています。
チャイニーズ・リー・ファーは中国の家庭でネズミ捕りのワーキングキャットとして重宝されていました。
がっしりした体型でたくましい風貌はハンターの血が影響しているのでしょう。
しかしそのような外見とは裏腹に、家庭で飼われてきた歴史が長いので、飼い主に従順で家族によくなつく猫です。
またとても頭がよく、チャイニーズ・リー・ファーに新聞を取ってくるように訓練した人もいるとか。
中国では大変かわいがられている猫で、仔猫を作ろうと交配をするときには飼い主が結婚式を行うこともあるほど。
アメリカではそれほど人気のある猫ではありませんが、中国人にとっては自慢のネコなのでしょう。
2005年にCAAのキャットショーでチャンピオンになって以降、中国では人気を盛り上げようという運動が起こっています。