エレガント猫の代表ともいえるペルシャの中でもひときわ目をひく上品な猫がチンチラペルシャです。
チンチラペルシャはペルシャのカラーバリエーションのひとつと考えられており、独立した猫種として認めている国はごく少数です。
シルバーやゴールドの気品あふれる姿を見ていると、それだけで優雅な気分になれますね。
ここではチンチラペルシャの性格、飼い方のコツ、特徴や歴史をまとめています。
チンチラペルシャ | ![]() |
原産地 | イギリス |
体重 | オス:3.5㎏~5.5㎏ メス:3㎏~5㎏ |
毛種 | 長毛種 |
体型 | コビー |
性格 | ・マイペースで落ち着いた性格 ・人と一緒に過ごすのが好きだが依存心が強いというほどではない ・あまりベタベタかわいがるとスッと逃げてしまう |
飼い方のコツ | ・活動量が少ないので肥満にならないようにカロリーコントロールが必要 ・毎日のブラッシングやコーミングを習慣にして毛玉ができにくいように被毛を管理を徹底 ・尿石ができやすい体質なので、毎日新鮮な水をしっかり飲ませる ・尿の頻度、量、色などをチェックして異常は早めに発見できるように |
平均寿命 | 16~18歳 |
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チンチラペルシャの性格

チンチラペルシャの性格はマイペースで落ち着いた性格です。
エレガントさは見た目の通り。
あまり大きな声で鳴くこともなくとても静かな猫です。
発情期のオスでもあまり騒ぐことはありません。
人と一緒に過ごすのが好きですが、依存心が強いというほどでもなく、適度な距離感を保ちます。
あまりベッタリすると逃げてしまうことも。
チンチラペルシャの飼い方のコツ

チンチラペルシャは活動量が少なく落ち着いた猫です。
特に成猫になると、遊ぶようなことも少なくなります。
運動させようと思っても、なかなかのってこないので、運動不足で肥満になりがちです。
食事量を管理してカロリーオーバーにならないようにしましょう。
被毛の管理については長毛種で被毛が厚いのでちょっと大変。
ブラッシングまたはコーミングは毎日の日課にしてヘアボールができないようにしてあげましょう。
被毛の管理を怠ると、毛玉を飲みこんで毛球症になりやすいだけでなく、通気が悪くなり皮膚の血行障害を起こす可能性があります。
チンチラペルシャは尿石のできやすい体質の子がいますので、毎日新鮮な水をしっかり飲ませるようにしてあげたいですね。
また、尿の頻度、色、量はこまめにチェックしておきましょう。
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チンチラペルシャの特徴・歴史

チンチラペルシャはペルシャの一種で毛色がゴールドまたはシルバーで、目の色がブルーまたはグリーンのネコをチンチラペルシャと呼びます。
チンチラペルシャを独立した品種として確立しようという動きもありましたが、ごく一部でしか認められていません。
世界的にはペルシャの一種です。
ペルシャの歴史は大変古く、純血猫の中では最も古い品種のひとつと考えられています。
見た目が優雅で洗練されているので、多くの愛猫家に支持されています。
そんな美しい容姿のペルシャの中でもひときわ目をひくのがチンチラペルシャです。
1882年のイギリスでのこと。
ブルーの被毛を持つペルシャと雑種猫の交配で生まれた「チニー」という仔猫がいました。
「チニー」はシルバータビーのペルシャと交配し仔猫を儲けます。
その中にシルバースモークの毛色を持つオスの仔猫がいて、この猫がチンチラペルシャの基礎になったといわれています。
アメリカに輸入されるとすぎに熱狂的に支持されました。
ただ、CFAではペルシャとの違いが毛色だけということで独立した猫種としては認められていません。