ヨーロッパの絵本に出てくる猫ってボス顔ですが、ブリティッシュショートヘアーがモデルなんでしょうね。
イギリスでは2000年以上の歴史を持つ伝統的な猫です。
ペルシャとの交配で現在のスタイルが確立されました。
働き者のしっかり屋さんです。
ここではブリティッシュショートヘアーの性格、飼い方のコツ、特徴や歴史をまとめています。
ブリティッシュショートヘアー | ![]() |
原産地 | イギリス |
体重 | オス:3~5.5㎏ メス:3~5㎏ |
毛種 | 短毛種・長毛種 |
体型 | セミコビー |
性格 | ・穏やかで賢い ・あまりベタベタされるのは嫌 ・一人で生きていくクールさを持っている |
飼い方のコツ | ・短毛種だが毛が抜けやすいのでブラッシングを日課に ・がっしりした体格なので高カロリー、高タンパクの食事を ・太りすぎないようにしっかり運動させる ・うるさいところは苦手なので静かな環境を |
平均寿命 | 14~17歳 |
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ブリティッシュショートヘアーの性格

ブリティッシュショートヘアーの性格は穏やかで賢く、鳴き声も小さいです。
のんびりしたタイプで一人遊びが上手です。
必要以上に触られるのを嫌がるので、あまりベタベタしないほうがいいかも。
しかし元来ワーキングキャットとして活躍していたブリティッシュショートヘアーですから、たくましさも持っています。
骨太で身体能力が高い猫で、一人で生きていく強さも持っています。
穏やかでおっとりした性格ですが、運動量は多いです。
もともとがワーキングキャットでしたからね。
自由に動き回れる環境も必要です。
ブリティッシュショートヘアーは穏やかで頭が良い性格のためなのか、映画やCMにもよく使われています。
大きな声で鳴いたり、飛んだり跳ねたりしないので使いやすいのかもしれませんね。
ブリティッシュショートヘアーの飼い方のコツ

短毛種ですが、毛が抜けやすいので、1日1回のブラッシングを日課にしましょう。
がっしりした体格なので、食事量も多いです。
高タンパク、高カロリーの食事を与えてあげましょう。
しかし太りすぎにならないように適度な運動も欠かさずに。
騒がしい環境は苦手なので、静かに暮らせる環境にしてあげましょう。
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ブリティッシュショートヘアーの特徴・歴史

ブリティッシュショートヘアーの歴史はとても古く、約2000年前に、古代ローマ人がイギリスに持ち込んだと言われています。
イギリスで最も古い品種で、その運動能力の高さから、ネズミ捕りのワーキングキャットとして、家庭で重宝されていたようです。
1800年代頃から、ブリーダーによって改良が行われ、1871年にキャットショーで紹介されました。
アメリカに渡ると、1980年にCFAで公認されます。
もともとは「ブリティッシュブルー」という名前だったように、ブルーが代表的なカラーです。
しかし、今ではあらゆるカラーとパターンが存在します。
さらに長毛種のブリティッシュロングヘアーも登場し、TICAで公認されています。
大きな顔や目、頬など全体的に丸みを帯びていて、胸板は厚く、肩幅も広いがっしりした体型です。
オスはメスよりかなり大きくなります。
ビロードのような被毛は短くて固いので、寒い環境でも耐えられます。
今では世界的に知られるブリティッシュショートヘアーですが、第二次世界大戦のときには絶滅の危機に瀕しています。
ブリーダーたちの努力によって守られたわけですが、この時期にさまざまな品種との交配がなされました。
その中にはペルシャもいたのですが、結果的にこれが大正解。
現在のたくましく大人しい性質のブリティッシュショートヘアーはペルシャとの交配から生まれたと言われています。
現在、世界中に存在するブリティッシュショートヘアーはニュージーランドやオーストラリアにも優れた個体が存在します。
しかし今でもイギリスが代表的な産地です。