大人になっても仔猫のように甘えてくる可愛らしいアメリカンカールの性格や飼い方の注意点、特徴をまとめました。
アメリカンカールを飼いたいなと考えている人はぜひ参考にしてください。
アメリカンカール | ![]() |
原産地 | アメリカ |
体重 | オス:2.5~4.5㎏ メス:2.5~3.5㎏ |
毛種 | 短毛種・長毛種 |
体型 | セミフォーリン |
性格 | ・大人しく人なつこい ・他のペットとも仲良くできる ・とても頭がよくしつけやすい |
飼い方の注意点 | ・耳に触りすぎない ・ブラッシングは1日1~2回 ・肥満に気を付ける |
平均寿命 | 13~16年 |
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アメリカンカールの性格

アメリカンカールはとても人なつこく、飼い主の行くところならどこでもついてくるほど、人が大好き。
人間への警戒心が少なく、犬など他のペットとも仲良く過ごせます。
成長してからもお遊びが大好きで、いつまでの仔猫のように甘えてくるので、とっても愛おしく感じます。
また、アメリカンカールはとても頭がよく、中には芸を覚えてしまうほどの子もいます。
なので、とてもしつけがしやすい猫です。
トイレの場所を覚えさせるのも簡単です。
アメリカンカールの飼い方注意点

アメリカンカールには長毛種と短毛種がいます。
もともとは長毛種だったのですが、今ではショートヘアも人気です。
ロングヘアーは成長して被毛が完成するまでに3~4年かかります。
成長してからもロングヘアーはブラッシングとコーミングを1日に1~2回はしてあげましょう。
またアメリカンカールはそれほど運動量が多くなく、おとなしく過ごすことが多い猫なので、肥満に気をつける必要があります。
アメリカンショートヘアーのように活発に遊ぶというよりは、ちょっとした遊びがお好み。
一緒に遊んであげたいですね。
アメリカンカールの耳が反り返っているのは軟骨が曲がっているからです。
あまり触りすぎると軟骨を傷める可能性があるので気をつけましょう。
耳のお手入れは慎重に。
耳がカールしている分、開口部分が大きくなっています。
外耳炎など耳の病気を発症しやすいのですが、このような病気が発症したら、飼い主が耳掃除をすると危険なので、早めに動物病院に連れていくことをおすすめします。
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アメリカンカールの特徴や歴史
アメリカンカールは1981年に偶然発見された1匹の野良猫から誕生しました。
アメリカ・カリフォルニア州に住むルガ夫婦の自宅の玄関先に、長毛の黒い野良猫がやってきました。
その野良猫はくるんとカールした珍しい耳を持っていて、夫妻は珍しい猫だと興味を持ち、「シュラミス」と名付けて、自分たちで飼うことにしました。
その後、シュラミスは4匹の仔猫を産みます。
すると、4匹のうち2匹はシュラミスと同じように耳がカールしていたのです。
シュラミスはその後、アメリカのキャットショーで紹介されると人気になり、本格的にブリーディングされることとなりました。
耳が反り返っていることから「アメリカンカール」と名付けられ、品種として確立されました。
TCIAには1985年に、CFAには1993年に公認されました。
アメリカンカールの耳が反り返る確率は約50%です。
耳が反り返るのは優性遺伝ですが、すべての仔猫の耳がカールするわけではありません。
カールの仕方も猫によって違います。
生まれたばかりの仔猫は耳が立っていて、生後1週間ほどでカールしてきます。
生まれて4ヶ月ごろにカールが確定されますが、カールが確定するまでは、カールの度合いはたびたび変化します。
シュラミスは長毛種だったので、アメリカンカールの定番は長毛種ですが、今では短毛種も人気です。
被毛はアンダーコートが少ないのでもつれにくく、手入れはそれほど手間ではありません。