「キャットフードは種類がありすぎてどれがいいのかわからない!」
どれがいいのか考えれば考えるほど迷ってしまいます。
Amazonで「ドライキャットフード」と検索すると4,000件以上と表示されます。(2018年8月現在)
ドライフードだけでもすごい数!
同じブランドが年齢別などで複数の商品を出しているので、ブランド数としてはもっと少なくなりますが、それにしても選ぶのに迷ってしまいますね。
価格をみても、激安フードなら1㎏あたり200円程度。高価格なら1kgあたり4,000円を超えるものもあります。
値段が20倍違って、中身が同じとは思えませんよね。
何が違ってくるかというと「安全性」「栄養価」というところでしょう。
栄養価はキャットフードのラベルに書かれている「保証成分値」を見れば、栄養素の含まれている割合はわかります。
しかし同じように「粗タンパク質30%以上」と表示されていたとしても、タンパク質の内容は異なります。
粗悪なタンパク質では吸収が悪く、そのようなフードを猫さんに食べさせていると、うんちがとても臭かったりします。
吸収がよいフードを与えていると、うんちもスルっと出て、臭くありません。
栄養をしっかり吸収できるフードとそうでないフードを何年も与え続けていれば、猫さんの健康に差が出てくるのは当然です。
何を基準にキャットフードを選ぶかは人によって違うでしょう。
価格を重視する人もいれば、安全性を重視する人もいます。
ここでは、キャットフードの安全性を重視する人のために、Amazonで購入できるキャットフードを中心に安心安全なキャットフードを紹介します。
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Amazonドライフード売れ筋ランキング
2018年8月のある時点でのamazonでのキャットドライフード売れ筋ランキングは次のようになっていました。

私はドライフードを選ぶ時の基準として次の5つの基準を持っています(これが猫にとって理想のフードだと思っているのです)。
1.合成保存料・合成酸化防止剤・着色料を使っていないこと
2.危険と思われる材料を使っていないこと
3.グレインフリーであること
4.高タンパクであること
5.炭水化物量が少ないこと
Amazonの売れ筋ランキングの中にこの5つすべてを満たすフードがあるかどうかをチェックしました。
うーん、残念ながら売れ筋ランキングの中には、私の基準をすべて満たすフードはありませんでした・・・
ランキングでは、ピュリナワン、ロイヤルカナンが人気あるんですね。
ベテラン飼い主さんの中にはロイヤルカナンを嫌う人も多いですが。(酸化防止剤にBHA、没食子酸プロピルを使っているからでしょうか)
ピュリナワンが人気なのはわかる気がします。
お手頃価格で品質も悪くないし、細かく種類分けされているのが人気の理由でしょうか。
価格を抑えられているのは、米や小麦粉などの穀類を使っていることと、売れているので大量生産できるということがあるでしょう。
穀類を使っているといっても、どの商品も炭水化物の割合はそれほど多くありません。
例えば「ピュリナ ワン 成猫用(1歳以上) 室内飼い猫用 インドアキャット ターキー&チキン」の保証成分を見てみると、次のようになっています。
炭水化物の割合をざっと計算してみると、20%になります。それほど多くないというレベルではなく、かなり少ないレベルです。
ちなみにピュリナワンと同じように有名なカルカンの「カルカン ドライ 成猫用 毛玉ケア かつおとチキン味 1.6kg」で同じように炭水化物量を計算すると、36%になります。
猫の生態を考えると、炭水化物は必要ではありません。
猫の生態に合ったキャットフードの選び方についてはこちらの記事を参考にしてください。
⇒ 徹底的にわかりやすい!安全なキャットフードの選び方・与え方【おすすめキャットフードも紹介】
ピュリナワンの栄養成分をみても、高タンパクで炭水化物は少ない。
さらに合成保存料、着色料も使われていません。ピュリナワンが人気になるのもわかる気がします。
価格の割に品質いいなあと思いますね。
ただ、ひとつ気になることがあります。
ピュリナワンは原産国がアメリカになっています。
そしてほとんどの商品に「フィッシュミール」が使われています。
アメリカで作られるフィッシュミールは酸化を防止するために危険性のある酸化防止剤「エトキシキン」が使われています。
これについて気にするほどではないと思うなら、ピュリナワンはコストパフォーマンスのとても優れたキャットフードだと思います。
ピュリナワンについては、Amazonで購入するより公式サイトから購入した方がお得です。
選んだポイント
残念ながらAmazon売れ筋ランキングの中には、おすすめしたいブランドはありませんでした。
ということで、Amazonで購入できるキャットフードを中心に107のブランドをチェックしました。その中でさきほど上げた基準でフードを選別しました。
もう一度書いておくと次の5つです。
1.合成保存料・合成酸化防止剤・着色料を使っていないこと
2.危険と思われる材料を使っていないこと
3.グレインフリーであること
4.高タンパクであること
5.炭水化物量が少ないこと
それぞれの項目について説明します。
合成保存料・合成酸化防止剤・着色料を使っていないこと
合成の添加物は体に悪そうだなというイメージは持っていると思います。
添加物の中でも私が危険だと思っている次の9種類を使っているものは機械的に除外しました。
- BHA
- BHT
- エトキシキン
- 没食子酸プロピル
- 亜硝酸ナトリウム
- 安息香酸・安息香酸塩
- ソルビン酸カリウム
- プロピオン酸
- 着色料全般
添加物の危険性についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
危険と思われる材料を使っていないこと
私が危険と思う原材料とは「4Dミート」のことです。
4Dミートが使われているかもしれないなと感じるフードは除外しています。
※4Dミートとは何か?どうして危険なのか?どうやって見分けるのか?についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
⇒度肝を抜かれた!キャットフードに使われる4Dミートの本当の危険性とは?
グレインフリーであること
グレインフリーというのはこのところよく聞くようになりましたね。
グレインとは「穀物」のことです。
キャットフードのラベルに「穀類」と表示されるものです。
ペットフード公正競争規約での「穀類」の定義は次のようになっています。
「全ての穀類の穀粒、挽き割り、穀粉及びその加工物」
具体的な原材料名としては次のようなものです。
- とうもろこし(メイズ、コーン)
- マイロ(グレーンソルガム)
- 小麦
- 大麦
- 玄米
- エン麦(オート)等
- 小麦粉
- パン粉
- 米粉
- コーンフラワー
- オートミール等
グレインフリーとは「穀物を使っていない」キャットフードのこと。
なぜグレインフリーが注目されるようになったかというと、猫に穀物は不要だから。
野生の猫は穀物(もっというと炭水化物)を食べなくても生きていけるのです。
「本来の猫の生態に近いフードのほうがいいよね」ということで、グレインフリーが注目されるようになりました。
グレインフリーが注目されるようになったということは、これまで穀物を使ったフードが多かったということになります。
なぜ猫の生態に合わない穀物を使ったフードが多かったかというと、原材料に穀物を多く使ったほうが、キャットフードを安く作れるから。
トウモロコシなどは猫さんにアレルギーを起こすリスクもあるのですが、安く作るために使われているんですね。
激安キャットフードの原材料表示を見ると、最初に書かれている原料は必ず「穀類」であることに気づくでしょう。
しかし、最近では猫さんの食餌に関心の高い飼い主さんが増えてきたこともあって、グレインフリーのフードが増えてきています。
いわゆる「プレミアムフード」と呼ばれるものにグレインフリーが多いですね。
高タンパクであること
先ほど野生の猫は炭水化物を食べなくても生きていけると書きました。
では、何を栄養源としているかとういと、「タンパク質」と「脂質」です。
特にタンパク質が重要です。猫さんの被毛、爪、筋肉など体の多くのものは「タンパク質」で作られています。(ヒトもそうですけどね)
猫さんは真正肉食動物なので、ヒトよりも犬よりもさらにタンパク質を必要とします。
本来の猫(野生の猫)がどれくらいタンパク質を必要とするかは次の実験で確かめられています。
猫に3代栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)をいろいろな割合で配合したフードを与えたとき、どれを最も好むのか?
出典:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22005434
野生の猫(野良猫)の場合、タンパク質52%、脂質46%、炭水化物2%という結果になりました。
※こちらの記事で詳しく説明しています。⇒徹底的にわかりやすい!安全なキャットフードの選び方・与え方【おすすめキャットフードも紹介】
とにかく猫さんにはタンパク質がたっぷり必要!
炭水化物量が少ないこと
先ほども書きましたが、野生の猫は炭水化物をほとんど必要としません。
炭水化物を消化する酵素が少なく、消化管の長さも穀物など植物性のものを消化するのには適していません。
キャットフードのラベル(保証成分値)に炭水化物の項目はないですよね。
つまり、猫の栄養として炭水化物は重視されていないということです。
キャットフードを選ぶときは、高タンパクであり、炭水化物が少ないものが理想なのですが、ラベルに炭水化物量が記載されていないので、自分で計算する必要があります。
タンパク質が多ければ、必然的に炭水化物は少なくあるのは確かですが、タンパク質含有量が同じでも、炭水化物量は結構違ったりするので、計算してみたほうがいいです。計算といっても足し算と引き算だけなので簡単です。
キャットフードのラベルの保証成分値のところをチェックします。
- 粗タンパク質
- 粗脂肪
- 粗灰分
- 水分
- 粗繊維
この5つの数字をチェックしてください。
もしかしたら粗繊維は記載されていないかもしれません。記載されていなければそれでもかまいません。だいたいの数字が把握できればOKです。
上の5つの数字を全部足して、100から引く。
これがおおよその炭水化物量です。
例えば、この記事でも紹介する「ジャガー」は
となっています。
炭水化物量を計算すると、だいたい21%くらい。
もうひとつ。
オリジンの6フィッシュ キャットの場合は
となっています。
炭水化物量を計算すると、だいたい27%くらい。
粗タンパク質が同じ40%でも、炭水化物含有量は結構違ったりします。
高タンパクで低炭水化物、これが本来の猫の生態に合ったフードです。
最後のポイント
実はここにあげた以外にもうひとつ重要なポイントがあります。
それは「嗜好性」。
つまり、猫さんが好んで食べてくれるかどうかということです。
多頭飼いしている方ならお分かりの通り、猫さんの好き嫌いは1匹1匹違います。
まさに十猫十色。
どんなに安全で栄養価の高いフードを買っても、食べくれなければ意味がありません。
でも、こればかりはあげてみないとわかりません。
せっかく高いの買ったのに、ちょっとクンクンとしただけでプイっとなってしまうとショックですが、仕方ありません。
実際にいくつかのフードを試していくしかないですよね・・・
猫さんがおいしそうに食べる姿をみるのが飼い主の幸せです。
おいしそうに食べてくれる&高品質なフードを選びたいですね。
では、Amazonで購入できる安心安全なキャットフードいってみましょう!
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Amazonで購入できる安心・安全キャットフード12選
これらは107のブランドの中から、先ほど書いた5つのセレクトポイントで条件を満たさないものを消去していき、最終的に残ったものです。
掲載している順番は、炭水化物量の少ない(と思われる)順番です。
よくある基準のよくわからないおすすめ順ではありません。
これらのフードの中から、いくつか猫さんに与えてみて、気に入って食べてくれるものを選ぶのがよいのではないでしょうか。
GO!(カナダ)
GO! FF Grain Free チキンターキー+ダックキャット 1.81kg
リン 1.1%以上 マグネシウム 0.09%以下 オメガ6脂肪酸 3.1%以上 オメガ3脂肪酸 0.3%以上
プロバイオティクス 90,000,000CFU/lb以上(アシドフィルス菌・フェシウム菌)○代謝カロリー 4,298kcal/kg AAFCO推奨係数での計算代謝カロリー 368.25kcal/100g※カロリー中45%がタンパク質、41%が脂肪、13%が炭水化物から産出されます。
推定炭水化物量 13.5%
GO!はカナダのPetcurean Pet Nutrition Company(ペットキュリアン社)のキャットフードです。
1999年、カナダのブリティッシュ・コロンビア州のフレイザー・バレーという場所で1組の友人によって家族経営としてスタートしました。
今でも設立当時の新鮮な食材を使った栄養価の高いキャットフードを作りたいという情熱を持ち続けています。
原材料を見ると「チキンミール」、「ダックミール」、「ターキーミール」などと表示されています。
〇〇ミールは危険!と叫ぶ人から見ると「なんでこんなフードをすすめるの!?」と思われてしまうのでしょうか?
〇〇ミール(特にミートミール、ミートボーンミール)には危険なものがあるのは確かですが、〇〇ミールがすべて危険なわけではありません。
キャットフードの原材料として利用される〇〇ミールはレンダリング業者によって製造されます
レンダリング業者の中にはミートミールを製造するときに、エトキシキンやBHA、BHTといった危険性のある酸化防止剤を使いますが、ペットキュリアンではこれら危険な酸化防止剤を使うことを認めていません。
また肉副産物も使っていないようです。
それらのことがペットキュリアン社のホームページQ&Aで語られています。
https://www.petcurean.com/blog/ingredient-faqs/
ペットキュリアン社の考えは肉から水分を取り除いて粉状にすることで、タンパク質の密度が高まるということです。実際に保証成分値の粗タンパク質が40%と高いですからね。
高品質なタンパク質がたっぷり入っていて、炭水化物量が少ないのはもちろんGOODですが、猫さんの腸内環境を考えた「ラクトパルチス」などが配合されていたり、ミネラル類がキレート化されているのもいいですね!
キレート化されていることによって吸収率が高まります。
メリック(アメリカ)
メリック パーフェクトビストロ グレインフリー サーモン 1.8kg
粗たんぱく質 40.00% 以上
粗脂肪 14.00% 以上
粗繊維 7.50% 以下
粗灰分 9.00% 以下
水分 11.00% 以下
カルシウム 1.00% 以上
リン 0.80% 以上
タウリン 0.20% 以上
オメガ6脂肪酸 3.00% 以上
オメガ3脂肪酸 0.40% 以上
バチルス・コアギュランス 90,000,000CFU/ib 以上
エネルギー (約)358Kcal/100g
推定炭水化物18.5%
メリックはガース・メリック氏が1988年にアメリカ・テキサス州ヘレフォードの牧場で家族経営としてスタートさせたブランドです。
もともとはメリック氏が飼っていた犬のために健康に良いフードを作ろうとしたことが始まり。
自分の飼い犬のために開発したレシピなので愛情がこもっていることは間違いないでしょう。
信頼できる農家の健康的で栄養価の高い食材を使ってフードを作っています。
ドッグフードで成功した会社ですが、安全なフード作りの精神はキャットフードにもいかされています。
ジャガー(イギリス)
推定炭水化物21.0%
「ジャガー」はデンマークでオリバーというペットフードの会社を成功させたクリスチャン・デグナー氏が開発したキャットフードです。
彼はペットについて何も知らないところから事業を始めます。
厳しいスタートでしたが、ペットとペットフードに関するあらゆることを学びながら事業を成長させました。
しかし会社が大きくなるにつれて、ペットフードの品質よりも事業の規模拡大を目指さなければならないというジレンマに陥ります。
その後、彼は事業を売却してペットフード業界を離れました。
でも、やっぱりこの仕事が好きだったんでしょうね。
事業規模にとらわれず、最高の品質のペットフードを作りたいと思い始めたようです。そして新たに設立したのが「ESSENTIAL FOODS(エッセンシャルフーズ社)」。
そこで開発されたのがジャガーです。ビジネスで大成功した人間が、最高品質のものを作りたいという想いで設立された会社なので、こだわりが大きいことは想像できますね。
※ジャガーのもっと詳しいレポートはこちら
ジャガーキャットフードの購入はAmazonより公式サイトがお得です。
アカナ(カナダ)
推定炭水化物21.5%
アカナはカナダのチャンピオンペットフーズ社のキャットフードです。
オリジンも同じ会社のブランドです。チャンピオンペットフーズ社はラインハルト・ミュンヘンフェルト氏によって1985年に創業されました。
1990年代半ばに海外への輸出戦略を打ち出した時には12人しかいなかった従業員が、今では500人に。世界80か国でチャンピオンペットフーズ社のペットフードが販売されています。
ほとんどマーケティングをしていないにも関わらず、ここまで成長したのは品質が世界的に受け入れられたということでしょう。
チャンピオンペットフーズ社は犬や猫のフードを作るにあたって、「生物学的に適切であること」を重視しているようです。
つまり野生環境で暮らす犬や猫の本来の生態に合うフードを作るということですね。
具体的には高タンパク、低炭水化物ということです。
アカナもオリジンもチャンピオンペットフーズ社があるカナダのアルバータ州モリンビル周辺でとれる新鮮な食材を使って製造されています。
ヒューマングレードな食材が毎日配送されてきているようです。
原材料表示からして気合が入っていますね(笑)
こだわりを感じます。ミネラルもキレート化されています。
リンとカルシウムが他のフードに比べて多いので、老猫さんで腎臓が弱っているような場合は避けたほうがいいかもしれません。
※アカナグラスランドキャットのもっと詳しいレポートはこちらアカナキャットフード本音の口コミレポート
シンプリー(イギリス)
推定炭水化物25.0%
シンプリーはイギリスでペットフードの代理店をしていたエディ・ミルボーン氏によって設立された会社です。
自分が代理店で取り扱っていたブランド(ニュートロ)がマースに買収されたのをきっかに、自分で会社を立ち上げたようです。
彼は当初からグレインフリーに注目していました。
アメリカに渡って100以上のペットショップや3つの工場を見学して勉強して、さまざまな資料を持ち帰ります。
それをもとに栄養士らとともにレシピを開発しました。
グレインフリーに注目していたという割には、イギリスで販売されているシンプリーキャットフードには「米」や「コーングルテン」が使われているのは不思議ですが・・・

(出典:https://www.symplypetfoods.co.uk/cat-adult-salmon)
日本で販売されているシンプリーはイギリスのものとは原材料が微妙に異なっていて「米」も「コーングルテン」も使われていません。シンプリーも次に紹介するカナガンと同じくAmazonでは酷評されています。
Amazonレビューを見た人はシンプリー買いたくなくなるでしょうね。本当は悪質なフードで私が騙されているのでしょうか?私の見解をこちらにまとめました。
⇒ カナガン・シンプリーはステマ?なぜ酷評が多い?本当は悪質なキャットフードなの?
※シンプリーのもっと詳しいレポートはこちら
シンプリーはAmazonより公式サイトで購入した方がお得です。
カナガン(イギリス)
推定炭水化物26.0%
多くのサイトでイチオシされているのに、Amazonのレビューでは酷評が多いという不思議なフード。
Amazonレビューで星の数が5より1の方が多いキャットフードってほとんどないですからね。
私は別にカナガンを特別に推すわけではありませんが、粗悪なフードとは思っていません。
粗悪なフードならここに掲載しませんしね。
ただ、ネットでここまで酷評されるのは興味深いな~と思ってます。
先ほど紹介したシンプリーもそうですが、カナガンはなぜここまで酷評されるのか、Amazonレビューにあるように本当にひどいフードなのか?
私の見解をまとめました。興味のある方はご笑覧ください。
⇒ カナガン・シンプリーはステマ?なぜ酷評が多い?本当は悪質なキャットフードなの?
※カナガンのもっと詳しいレポートはこちら
カナガンは公式サイトで購入したほうがお得です。
オリジン(アメリカ)
Orijen(オリジン) 6フィッシュ キャット 1.8kg
推定炭水化物27.0%
オリジンはアカナと同じくカナダのチャンピオンペットフーズ社が開発したブランドです。
ただし、日本で販売されているオリジンキャットフードの原産国はカナダではなくアメリカです。
チャンピオンペットフーズ社については、アカナの項目で説明した通りです。
アートゥー(イギリス)
アートゥー チキン グレインフリー(穀物不使用) 1kg 成猫用
推定炭水化物28%
AATU(アートゥー)はイギリスのPet Food UKが展開するブランドです。
チャンピオンペットフーズ社と同じような考え方で、肉食動物である猫本来の生態に合わせたキャットフードを作っています。
また、血糖値を急激に上昇させないということも重要なテーマとして、さまざまなハーブを配合しているようです。
ハロー(アメリカ)
ハロー キャット アダルト カロリーオフ ヘルシーサーモン 1.6kg
推定炭水化物31.5%
Halo(ハロー)はアメリカ・フロリダ州タンパに本拠地を置くペットフードブランドです。
チャンピオンペットフーズ社と同じような考え方で、肉食動物である猫本来の生態に合わせたキャットフードを作っています。
また、血糖値を急激に上昇させないということも重要なテーマとして、さまざまなハーブを配合しているようです。
ミール系の食材を排除し、whole meat(生肉)を使うことにこだわっているようです。
これら食材の違いは何に現れるか?うんちに現れる!っていう斬新なPR動画を制作していて、結構気に入っています。
ナウフレッシュ(カナダ)
推定炭水化物32%
ナウフレッシュはGO!と同じくカナダのペットキュリアン社が開発したブランドです。
GO!との違いはレンダリング原料を使っていないことです。
GO!の項目でも説明しましたが、レンダリング原料といっても、ペットキュリアンが使っているレンダリング原料は高品質のものです。
それでも〇〇ミールに抵抗感がある人はGO!よりナウフレッシュのほうがいいかもしれませんね。
モグニャン(イギリス)
推定炭水化物38%
カナガンを製造しているイギリスのリバプールにあるGAペットフード社と販売元であるレティシアンが共同で開発したフード。
カナガンがチキンを主原料にしているのに対して、モグニャンは魚を主原料にしたグレインフリーフードです。
チキンにアレルギーがある猫さんにとっては魚主体のフードは嬉しいですね。
ところがモグニャンもAmazonでは酷評されています。
「モグニャン」で検索して上位に出てくるサイトは絶賛しているのに(笑)
カナガン、シンプリー、ジャガーと同じく株式会社レティシアンが販売代理店になっているフードだから?
レティシアンが取り扱っているキャットフードについては、ステマだ、粗悪だ、病気になったなど散々なレビューもたくさんあり、会社が胡散臭いと言われる始末。
レティシアンは確かに「商売は上手いな~」と思いますが、胡散臭いと言われるのはかわいそうですね。
それにフード自体はレティシアンが製造しているわけではありません。原材料を見て考えれば、モグニャンは優れたフードです。
※モグニャンのもっと詳しいレポートはこちら
モグニャンはAmazonで購入するより公式サイトのほうがお得です。
アディクション(ニュージーランド)
アディクション サーモンブルー グレインフリー キャットフード 1.8kg
脂質・・・15%以上
繊維・・・3%以下
水分・・・10%以下
代謝エネルギー・・・400.0kcaL/100g
推定炭水化物42%
アディクションはニュージーランドのAddiction Foods NZ Ltd. Limitedが製造するキャットフードです。
addictionというのは「中毒」という意味ですが、「このフードに夢中!」という意味を込めているんですかね。
アディクションキャットフードは100%ニュージーランド産というのが特徴です。
ニュージーランドの食材ってどんなイメージを持ちますか?安全というイメージありませんか?
ニュージーランドは食品輸出が基幹産業。
だから、国をあげて食品の安全性を高めることに取り組んでいます。
ニュージーランド農林省(MAF)の下に、2002年にニュージーランド国内および輸入産業の食品を一元管理・統括する食品安全庁が発足しています。
アディクションのホームページでも他のフードとの違いについて、安全なニュージーランド産食材100%ということを上げています。
それだけ原材料の安全性に自信を持っているということでしょう。
炭水化物が42%と高いので猫の生態に合うのか気になりますが、使われている原材料の安全性はどのフードより信頼できるかもしれませんね。
以上、私の基準でおすすめするフードを12種類紹介しました。
安全性に重点を置いてセレクトしているので、お値段は少々高めなものがほとんどです。
しかし、猫さんの寿命とフードは切っても切り離せない関係。
猫さんとの暮らしを少しでも長くしたいなら、フードはいいものを選びたいですね。
とはいえ、どんなに品質の高いと思われるフードでも猫さんが食べてくれなければ意味がありません。
いくつか試してみて、猫さんを観察して、好みのフードを見つけてあげましょう!